気付けば、まりはその店で勤務し4年以上が過ぎていた。




入店してから、様々な事を経験した。



入店して10ヶ月頃、このぐらいの時期であれば一人暮らし貯金が出来た親への日給の設定でクリア出来ていても不審がられない!と思い、一人暮らしをリスタートしたり、

アンケートでお店から説教され悔し泣きした事もあったり、

お客様と連絡先も交換してはいけないとお店からは言われていたが、交換したり、

お店が終わった後、キャバ嬢のアフターまがいな事をしたり、

色々な風俗体験談のレポートを読み漁ったり、

書店へ足を運んでは、接客やサービスのヒントになりそうな本を買い漁ったり、

思い付く全ての事をチャレンジした。



27歳。

今では本指名の来ない日は無くなっていた。


お店のランキングにも常に入れるぐらいには成長していた。




そんな、ある日、好みのタイプの写真指名のお客様がやって来て、
久しぶりに連絡先を交換。


まりと同い年。


住んでいる場所も2駅ほどしか離れておらず、
2人は店を通さずデートをする約束をした。



1度目のデートは、その彼の地元のお好み焼き屋で。
その日は彼の家に泊まった。


2度目のデートは、まりの手料理を、まりの自宅にて振る舞う自宅デート。



彼はベンチャー企業勤務で、忙しかった。



2週間…

3週間…

1ヶ月……


会えない日が続き、なかなかメールも来なく、まりは、もうこの人は諦めようかと思っていたら、

メールが。




『なかなか連絡出来なくてゴメン!』

同僚(男性)と一緒に写った写メが添付されていたが、
こんなに会えないぐらいなら、もうどうでもいいや…と、まりは思った。




それから3ヶ月ぐらい経ち……


ヘルスに、姉妹店の方から、新しいボーイさんが異動して来た。


なよなよしているけど、感じは良い人だった。


本来なら店長クラスでないと、そのヘルスは、御法度なのだが、
そのボーイさんと連絡先を交換した。




それからひと月後ぐらいに、
そのボーイさんはお店を飛んだ。



『何処行ったの?

行く場所なんてあるの?』

まりは、心配になり、ボーイにメールをした。


つづく